厄除長寿 ころり観音「西会津町 鳥追観音」

福島県西会津町、「鳥追観音」を紹介します。
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西会津町野沢、磐越自動車道西会津ICから車で5分ほど走ると、鳥追観音があります。
広い駐車場があり、大きな看板があって、わかりやすいです。
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今から1280年前、天平8年の春、行基菩薩が会津のこの地を訪れた際、貧しい農家に宿されました。
子に恵まれず、鳥獣害による不作の貧苦にくれる農夫に憐れみをかけ、正観音の御尊像をお授けになられました。
その霊験いちぢるしく「鳥追観音」と尊称されるようになりました。
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大同2年(807年)、徳一が会津に来ます。
会津に西方浄土の寺を建立しようと志し、金剛山如法寺を建立されました。
御本尊は、行基が開眼した正観音です。

駐車場から入ると、仁王門があります。
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仁王門の入口は、東側です。
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仁王門と観音堂は、慶長16年(1611年)の会津地震で倒壊し、その2年後に再建されたものです。
福島県重要文化財に指定されています。
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古いですが、しっかりした細工が見られます。
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金剛力士像は、平安初期の木彫です。
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寺の創建当時のものと思われます。
福島県重要文化財です。

観音堂は、東向きに建てられています。
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階段を上って、堂内に入ります。
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中に入ると、右側、つまり南の方を向いて、正観世音菩薩像があります。
1200年前のもので、福島県重要文化財です。
写真撮影OKです。
東から登って堂に入り、北の宮殿に向かって御本尊を拝し、西に出るようになります。
現世から来世に向かう世の中を示しています。

御本尊の左には、身代わりなで佛があります。
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これをなでると、病魔を除いて心身が軽くなると伝えられています。

大きな2本の柱は、福結びだきつき柱と言われています。
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男柱と女柱があり、抱きついて祈願すれば、福縁が結ばれ、願いが叶うと言われています。
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女柱の前が、お札受所になっていて、御朱印を受け付けています。
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なかなか味わいのある書です。

この鳥追観音は、会津のころり三観音の一つになっています。
三観音を巡拝し、念ずれば、苦しみを除き、現世に無比の幸福を得さしめ、寿命安楽、福寿円満にして悲願の大往生を遂げさせ給うと言われています。

今年の目標だった、ころり三観音巡りは、これで完了しました。
3月2日立木観音、4月25日中田観音、12月2日鳥追観音でした。

観音堂の入口には、もう一つ珍しい物があります。
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彫刻隠れ猿です。
慶長18年に観音堂を再建したときに、左甚五郎が、大悲に一生の安楽を念じて、3匹の猿に心をこめたと伝えられています。
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危難より隠れさる(鷹に襲われた猿)
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危難をのがれさる(鷹は猿を見失い難を逃れた猿)
三つ目の「安楽に暮らしさる」は、見つけられませんでした。
心に迷いがある人には、見えないということです。

山門のわきには、コウヤマキがあります。
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これも樹齢1200年と言うことなので、創建当時の木でしょうか。
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古い歴史を感じる寺です。

説明が詳しくて、御本尊を拝することができ、写真撮影がOKということで、参拝しやすいお寺です。
福島県内のテレビ番組にも、時々出てきます。
冬は、雪が多い所なので、春になったら行ってみませんか。

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昭和の風合いを残した木造校舎 旧喰丸小学校

福島県昭和村にある、旧喰丸小学校を紹介します。
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昭和村は、福島県会津地方の山間部にあります。
只見川の支流の野尻川沿いで、狭い平地に1300人ほどが暮らしています。
昭和2年に、野尻村と大芦村が合併して、昭和村になりました。

明治6年に造られた喰丸小学校(くいまる)は、昭和12年に2階建ての木造校舎に改築されました。
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昭和55年に廃校になるまで、この小さな学校で、子供たちが生活していました。

廃校になった後は、幾度かの解体の危機がありました。
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喰丸小に思いを寄せる人々の思いと、当時の趣をそのままに、改修工事が行われました。
そして、平成30年4月に、交流・観光拠点施設「喰丸小」として生まれ変わりました。
現在は、無料で一般公開しています。
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玄関を入ると、昭和55年にタイムスリップしたようです。

当時は、複式学級でしたので、教室は、3つです。
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1・2年の教室の壁には、共同製作の絵が掲示されています。

廊下は、きれいな床や壁が再現されています。
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教室表示も、当時のままのようです。

当時の便所は、それなりのつくりだったようですが、
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今は、観光客が使えるように、きれいなトイレになっています。

廊下の窓からは、
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神社の鳥居と、大きな屋根の家が見えます。
当時も、同じ風景だったのでは、ないでしょうか。

廊下の掲示板に、初雪の観測日が記録されています。
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昭和43年から昭和54年まで、ほとんどが11月です。
このあたりは、雪の降り始めが早く、積雪は、2mほどになります。

2階の教室も公開されています。
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階段の雰囲気も、当時のままです。

2階には、5・6年の教室があります。
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当時の机が並べてあり、机の上には、教科書が置いてあります。
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今は、使われていない木製の机といす。
そして、教科書をめくってみると、なつかしい文章を見ることができました。
窓の外には、イチョウの大木が。
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当時の小学生も、イチョウの大木を見ていたのかなと思いましたが、
イチョウの樹齢は、100年ぐらいのようです。
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ということは、50年前のイチョウの木は、こんなに大きくなかったのかもしれません。

2階の図書室だった部屋には、雪ぐつや、農具などが展示されています。
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音楽室だった部屋は、会議に使われていました。
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すてきな雰囲気の喰丸小学校。
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これからは、観光施設として、お客さんの気持ちを和ませてくれると思います。
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校庭のイチョウの木は、2本。
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早く黄色くなっているのが、雄です。
まだ、緑の葉の間には、銀杏の実がなっていました。

イチョウが黄色くなるこの季節は、ライトアップも行われています。
2019年10月31日で、この色です。
2本の木が黄色くなるのは、もう少し先のようです。

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金山町にあるシンフォニーロードを走ると「カントリーロード」が聞こえる

福島県金山町、国道252号線にあるシンフォニーロードを紹介します。
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磐越自動車道坂下・柳津ICから、国道252号線を只見町方向に進みます。
JR只見線、只見川を見ながら、柳津町、三島町と進んでいきます。
約25km、30分ほどで、「奥会津シンフォニーロード」の案内板が見えてきます。
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案内板は、ぼーっとしていると、見逃してしまいます。
案内板を過ぎて、数百メートル進むと、「金山町」の看板があります。
この先の道路が直線になったところから、不思議な現象が始まります。
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初めて通ったときは、「えっ、何か聞こえる」と思っているうちに、通過してしまいました。
今回は、2回目だったので、スマホで録画の準備をして、臨みました。

これです↓ 音が出ます、音量注意。

曲は、分かりましたでしょうか。
そう、「カントリーロード」です。

道路舗装の技術にびっくり!
さらに、曲がカントリーロードなので、ベガルタ仙台のサポーターに教えなくては、と思いました。
カントリーロードは、ベガルタ仙台の代表曲です。

このシンフォニーロードは、いつ、どんな目的で作ったのでしょうか。
福島県のサイトに、説明がありました。
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観光資源の一つとして、平成26年12月に完成しました。
時速50kmで走ると、ちょうどいい音程で聞こえるようになっています。
見通しのいい道路ですが、ゆっくり走りましょうという願いも込められています。

音程と、音の長さは、舗装面の盛り上がりと、溝の形で変えているようです。
けっこうすごい技術だと思います。
東北地方では、ここだけのようです。
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同じ技術で作った高速道路バージョンが、磐越道下り線 三川IC~阿賀野川ICにあります。
時速80km設定で、曲は、「春よこい」です。

運転している自分が、楽器を演奏しているような気持ちよさがあります。
奥会津と呼ばれる金山町は、ちょっと不便なところですが、機会があったら、行ってみてください。
心がほっこりしますよ。

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