昭和の風合いを残した木造校舎 旧喰丸小学校

福島県昭和村にある、旧喰丸小学校を紹介します。
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昭和村は、福島県会津地方の山間部にあります。
只見川の支流の野尻川沿いで、狭い平地に1300人ほどが暮らしています。
昭和2年に、野尻村と大芦村が合併して、昭和村になりました。

明治6年に造られた喰丸小学校(くいまる)は、昭和12年に2階建ての木造校舎に改築されました。
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昭和55年に廃校になるまで、この小さな学校で、子供たちが生活していました。

廃校になった後は、幾度かの解体の危機がありました。
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喰丸小に思いを寄せる人々の思いと、当時の趣をそのままに、改修工事が行われました。
そして、平成30年4月に、交流・観光拠点施設「喰丸小」として生まれ変わりました。
現在は、無料で一般公開しています。
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玄関を入ると、昭和55年にタイムスリップしたようです。

当時は、複式学級でしたので、教室は、3つです。
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1・2年の教室の壁には、共同製作の絵が掲示されています。

廊下は、きれいな床や壁が再現されています。
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教室表示も、当時のままのようです。

当時の便所は、それなりのつくりだったようですが、
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今は、観光客が使えるように、きれいなトイレになっています。

廊下の窓からは、
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神社の鳥居と、大きな屋根の家が見えます。
当時も、同じ風景だったのでは、ないでしょうか。

廊下の掲示板に、初雪の観測日が記録されています。
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昭和43年から昭和54年まで、ほとんどが11月です。
このあたりは、雪の降り始めが早く、積雪は、2mほどになります。

2階の教室も公開されています。
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階段の雰囲気も、当時のままです。

2階には、5・6年の教室があります。
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当時の机が並べてあり、机の上には、教科書が置いてあります。
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今は、使われていない木製の机といす。
そして、教科書をめくってみると、なつかしい文章を見ることができました。
窓の外には、イチョウの大木が。
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当時の小学生も、イチョウの大木を見ていたのかなと思いましたが、
イチョウの樹齢は、100年ぐらいのようです。
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ということは、50年前のイチョウの木は、こんなに大きくなかったのかもしれません。

2階の図書室だった部屋には、雪ぐつや、農具などが展示されています。
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音楽室だった部屋は、会議に使われていました。
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すてきな雰囲気の喰丸小学校。
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これからは、観光施設として、お客さんの気持ちを和ませてくれると思います。
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校庭のイチョウの木は、2本。
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早く黄色くなっているのが、雄です。
まだ、緑の葉の間には、銀杏の実がなっていました。

イチョウが黄色くなるこの季節は、ライトアップも行われています。
2019年10月31日で、この色です。
2本の木が黄色くなるのは、もう少し先のようです。

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金山町にあるシンフォニーロードを走ると「カントリーロード」が聞こえる

福島県金山町、国道252号線にあるシンフォニーロードを紹介します。
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磐越自動車道坂下・柳津ICから、国道252号線を只見町方向に進みます。
JR只見線、只見川を見ながら、柳津町、三島町と進んでいきます。
約25km、30分ほどで、「奥会津シンフォニーロード」の案内板が見えてきます。
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案内板は、ぼーっとしていると、見逃してしまいます。
案内板を過ぎて、数百メートル進むと、「金山町」の看板があります。
この先の道路が直線になったところから、不思議な現象が始まります。
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初めて通ったときは、「えっ、何か聞こえる」と思っているうちに、通過してしまいました。
今回は、2回目だったので、スマホで録画の準備をして、臨みました。

これです↓ 音が出ます、音量注意。

曲は、分かりましたでしょうか。
そう、「カントリーロード」です。

道路舗装の技術にびっくり!
さらに、曲がカントリーロードなので、ベガルタ仙台のサポーターに教えなくては、と思いました。
カントリーロードは、ベガルタ仙台の代表曲です。

このシンフォニーロードは、いつ、どんな目的で作ったのでしょうか。
福島県のサイトに、説明がありました。
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観光資源の一つとして、平成26年12月に完成しました。
時速50kmで走ると、ちょうどいい音程で聞こえるようになっています。
見通しのいい道路ですが、ゆっくり走りましょうという願いも込められています。

音程と、音の長さは、舗装面の盛り上がりと、溝の形で変えているようです。
けっこうすごい技術だと思います。
東北地方では、ここだけのようです。
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同じ技術で作った高速道路バージョンが、磐越道下り線 三川IC~阿賀野川ICにあります。
時速80km設定で、曲は、「春よこい」です。

運転している自分が、楽器を演奏しているような気持ちよさがあります。
奥会津と呼ばれる金山町は、ちょっと不便なところですが、機会があったら、行ってみてください。
心がほっこりしますよ。

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広い湖、高い山、只見川上流の「奥只見ダム」

福島県檜枝岐村、新潟県魚沼市にある「奥只見ダム」に行ってきました。
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尾瀬から始まった只見川の上流部を堰き止めたのが、奥只見ダムです。
尾瀬から奥只見ダムの下流までは、只見川が県境になっています。
福島県檜枝岐村から国道352号線を通って行くルートがありますが、道幅が狭く、酷道と呼ばれている道なので、今回は、シルバーラインを通って行きました。

奥只見シルバーラインは、新潟県魚沼市小出から、奥只見ダムまでの県道の後半部分で、全長22.6 kmのうち18.1 kmをトンネルが占めています。
昭和30年頃に掘られた、奥只見ダム建設用の道路で、2車線はありますが、大型車がすれ違いが、ぎりぎりという幅です。

長いトンネルを出ると、広い駐車場や、発電所の施設などが見えます。
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福島県側から、只見川沿いに上ってくる道は、ありません。
奥只見ダムと、下流の田子倉ダムの間は、福島県内ですが、未踏の地です。

広い駐車場は、ダムの堰堤の下にあるので、ダム上部まで上ります。
遊歩道のわきには、スロープカーがあり、1人100円で利用できます。
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上りは、これを使うと楽です。
この辺りには、発電施設のほかに、研修所や、スキー場などがあります。
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ダムの堰堤の上から見ると、その大きさが分かります。
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型式は重力式コンクリートダム、堤高は157.0mでダム堤高では日本で第5位(2009年現在)の高さであり、日本一高い重力式コンクリートダムでもあります。
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奥只見湖は湛水面積 (1,150ha) で、日本では3番目に広く(2009年現在)、総貯水容量 (601,000,000m3) は第2位(2009年現在)です。
堰堤の中心が県境になっているので、手前が新潟県、奥が福島県です。

堰堤の近くに、資料館と遊覧船乗り場があります。
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1時間に1本の定期便で、周遊コースで運行しています。
戻ってくるファンタジア号に、乗ることになります。
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「ファンタジア」は、19世紀後半、アメリカ合衆国南部を流れるミシシッピー河を航行していた外輪船をモデルとしてデザインされた船です。
料金は、980円ですが、各種割引があり、890円でした。
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船内空間はできるだけ広く、ゆったりと、窓は外の景色が十分楽しめるよう大きくし、船内装飾はちょっとゴージャスでリッチな気分に浸っていただけるようデザインされています。
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外輪部分が、船尾に見えるようになっていて、ピストンで動いている様子を見ることができます。
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1階、2階に船室があり、3階で屋外に出られるようになっています。
3階は、風が気持ちいいです。

遊覧船は、乗船場を出て、湖の奥の方に進んでいきます。
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10分ほどで、銀山平の方が見えてきます。
2000m級の山々の前に、1969mの荒沢岳が見えます。

湖は、波がないので、船は、滑るように進んでいきます。
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片貝山は、崖崩れか、残雪か。
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東北最高峰の燧ヶ岳2356mが、見えるところまで進んで、船は折り返します。
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ダムの堰堤に向かって、進んでいきます。
奥只見湖は、発電専用のダムです。
堰堤より下の部分に取水口があり、地下に発電所があります。
このため、ダム上部からの放水は、ほとんどない状態です。

遊覧船乗り場から、山を上ったところに、奥只見電力館があります。
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ダム建設や、水力発電所建設の計画や、工事過程、奥只見の環境などが説明されています。
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入館無料です。
受け付けで名前を書いたら、記念品としてボールペンをいただきました。
ダムを管理している Jpowerは、このあたり、新潟県、福島県の水力発電所を管理している会社です。
水力発電への理解を宣伝することは、必要ですね。
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昭和の時代の水力発電、ダム建設は、すごい規模だったことが、改めて分かりました。
今は、山と湖の景勝地、観光地として、楽しめる場所になっています。
奥只見も、紅葉の季節には、すばらしい景色が見られることでしょう。
機会があったら、また行ってみたいです。

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