大イチョウの黄葉が見頃 新宮熊野神社長床

福島県喜多方市の新宮熊野神社の大イチョウの黄葉が見頃になりました。
2018年11月18日、朝の様子です。
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大イチョウで有名になった長床です。
駐車場は、神社の周辺にけっこうあります。
神社は、8:30から開いていて、拝観料300円がかかります。
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長床は、新宮熊野神社の拝殿になっている建物です。
最初に建てられたのは、寛治3年(1089年)といわれています。
現在の建物は、慶長16年の地震で倒壊したものを慶長19年(1614年)に再建し、さらに、昭和49年(1974年)に修理復元されたものです。
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広さも高さも大きな建物です。
長床の近くに、大イチョウがあります。
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長床は、太い柱を等間隔に配置し、長方形の広い部屋をつくっています。
熊野神社の拝殿ではありますが、修行や集会の場だったとも考えられます。
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このような形の長床が、現存しているのは、この喜多方市の新宮熊野神社だけのようです。
仙台市の大崎八幡宮にも、長床があります。
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大崎八幡宮の長床も、社殿の手前にあり、拝殿の機能がありますが、真ん中が土間になっていて、通りぬけられるようになっています。
このため、門のような印象になってしまい、長床という感じではなく、通過している人が多いと思います。

大イチョウについて
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かなりの巨木です。遠くからでも見えます。
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樹齢800年だとすると、この神社が最初にできた頃か、その後、新宮城を築城した頃に植えられたと思われます。
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長床の屋根が大きいので、イチョウはあまり高くないようにも見えますが、かなりの大きさです。
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黄葉は、見頃です。散っているところもありますが、緑のところもあります。
あと1週間ぐらいで、散りそうです。

長床の奥の石段を上ると、熊野神社があります。
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真ん中に熊野新宮、右に熊野本宮、左に那智神社と、熊野3社がそろっています。
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この熊野神社は、源頼義(みなもとのよりよし)と義家(よしいえ)親子が、天喜3年(1055年)「前九年の役」で陸奥征討に赴く際、武運を祈って紀州熊野から、熊野堂村に勧請創建したのが始まりと伝えられています。
その後、1087年「後三年の役」で、再びこの地を訪れた源義家が、新宮の地に移すように命じたといわれています。

宝物殿が公開されています。
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入口近くにあるのが、国重要文化財の「銅鉢」です。
洗米や賽銭受けに使われたようで、1341年の銘があります。
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宝物殿の中央には、福島県重要文化財の「木造文殊菩薩騎獅像(もくぞうもんじゅぼさつきしぞう)」があります。
鎌倉時代初期の作と思われます。
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ほかにも仏像や、銅製品などが、展示されています。

大イチョウの黄葉を見に行ったのですが、熊野神社や長床に古い歴史がありことが分かり、いろいろ勉強になりました。
さらに、熊野神社の近くに、新宮城跡の看板を見つけました。
調べてみると、建暦2年(1212年)佐原六郎左衛門尉時連(ときつら)が、この地に築城し、新宮氏を名のって、以後二百年間、会津盆地北西部を支配していたということが分かりました。
時連の兄弟が、黒川(若松)の蘆名氏や、猪苗代氏などの祖になって、会津地方を分割統治しています。
しかし、応永27年(1420年)、新宮城は、蘆名盛政に攻め落とされ、新宮氏は、滅亡します。

歴史は、おもしろい。

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