400年続く会津張り子② 天神様

福島県会津地方に伝わる張り子を紹介します。
2回目は、「天神様」です。
tenjinsama101.jpg
4月から6月まで、福島県立博物館の常設展のポイント展示のコーナーで、「郷土玩具で旅するニッポン」という展示を行っています。
日本各地の郷土玩具を展示していて、いろいろな玩具を見比べることができます。
その中から、会津地方の玩具について紹介します。
tenjinsama103.jpg
会津地方に伝わる玩具は、いくつかありますが、伝統を受け継いで、今でも作られているのが、「会津張り子」です。
「会津張り子」の起こりは400年程前。
豊臣秀吉に仕えた蒲生氏郷(がもううじさと)が、若松城の領主になったとき、会津の文化、経済、産業の礎を築く為、京都から人形師を招き下級武士達に技術を習得させ、生活の糧としたことに始まります。
会津張り子の多くは赤色を基調に彩色され、開運や魔除け、五穀豊穣や商売繁盛を祈願されて作られた、縁起の良い置物です。
②天神様
③起き上がり小坊師
3つとも、伝統を受け継いで、今でも作られています。

天神様について、詳しく紹介します。
tenjinsama102.jpg
天神信仰と天神人形
天神様は、日本人にとって最も身近な神でしょう。
もともと、天神信仰は平安時代に菅原道真を怨霊神として祀ったことが始まりです。
学徳に優れた道真は、後の時代になって学芸の神としても崇敬を集めるようになります。
江戸時代には寺子屋での手習いの上達を願い、現代では受験の合格を祈願して、全国に一万社以上あると言われる天満宮、天神社には多くの参拝客が訪れます。
参拝客の増加に伴って授与品や土産物としての天神人形が各地に生まれました。
さらに天神人形が節句人形として求められるようになって種類が増え、最盛期には千を超すともいわれました。

会津では、400年前に、蒲生氏郷(がもううじさと)が、会津張り子作りを奨励したときに、天神人形も作られました。
それ以来、子供の健やかな成長を願う玩具として、男の子が生まれると「会津天神様」を飾る風習ができました。

ふだんでも、神社や寺に天神様が置いてあるところがあります。
tenjinsama104.jpg
西会津町の鳥追観音では、観音様の前に、りっぱな天神様が置いてあります。

ひな人形と一緒に飾られる天神様
tenjinsama106.jpg
猪苗代町では、2・3月に町内で、ひな巡りができます。
その中で、張り子ではない、ひな人形のような天神様が飾られています。

太郎庵の天神さま
tenjinsama105.jpg
会津で「天神様」と言えば、今は、太郎庵のお菓子「会津の天神さま」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
太郎庵の店の中には、天神様が飾ってあり、お菓子の由来が書いてあります。
taroan-haru71.jpg
今年発売になった、アマビエと赤べこの「会津の天神さま チーズ」です。

現在、張り子の天神様を作って売っているのは、
山田民芸(会津若松市)
こちらで売っています↓

よかったらこちらをクリック

福島県ランキング
プロフィール

新会津人

Author:新会津人
新会津人のブログへようこそ!

ランキング参加中
応援おねがいします
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
見た人
最新コメント
リンク
QRコード
QR