会津若松市の花であるアオイ(タチアオイ)が上まで咲くと
福島県猪苗代町

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タチアオイの花が盛んに咲いています。
この時期になると、赤やピンクのタチアオイの花があちこちで見られるようになります。
タチアオイは、アオイ科の多年草です。
日本には、古くから薬用として渡来したといわれています。
花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされました。
花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていきます。
ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名もあります。
例年だと、その名の通り、7月下旬の梅雨明けの頃に上の方の花が咲きます。
しかし、今年は、梅雨が短く、梅雨明けが早かったので、その後の暑さでだいぶ咲き進んでいます。
上の方のつぼみが、ほとんどない物もあります。
タチアオイも、いそいで花を咲かせているようです。
梅雨の時期に咲く花は、アジサイなどがありますが、ヒマワリなど夏の花が咲く前の時季なので、多くはないと思っていましたが、会津地方では、このタチアオイがたくさん咲いています。
どこにあるかと言うと、家の庭や野菜の畑などです。
植えて育てているという感じです。
なぜ、こんなに多く育てているのか、ちょっと調べてみました。
会津若松市では、平成12年度から「花と緑の課」を新設し(令和2年度より「まちづくり整備」)、市の重点施策として「美しい環境のまちづくり」を掲げています。
その実現のために美しい花々によるまちの演出と、植栽による緑豊かなまち並みの創出などについて取り組んできたところです。
その活動の一環として、市の花であるアオイ(タチアオイ)を広げる活動を行っています。
戊辰百年祭の記念行事の一環として一般市民から公募し、昭和42年8月3日にあおい(タチアオイ)が市の花として制定されました。
会津地方にたくさん見られる花で、市民ともゆかり深いことから選定されました。
と言うことで、会津藩の葵の紋つながりで、植栽が奨励され、庭や畑で栽培するようになったようです。
宿根草なので、一度植えたら毎年芽を出して花を咲かせているようです。
磐梯山は、残雪がすっかりなくなり、夏の装いです。
例年だと短い夏が来るのですが、今年は、長くて暑い夏になりそうです。
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