豊作や家内安全を願う「会津彼岸獅子」

2019年3月21日
福島県会津若松市内で、獅子舞が行われました。
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長い冬に終わりを告げ、春の彼岸入りとともに、獅子舞が街にやってきます。
三体の獅子が笛と太鼓の音色に合わせ、古式ゆかしい舞を見せながら会津の各地を練り歩きます。
春分の日の最初に演じられる鶴ヶ城に行ってみました。
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会津に獅子舞が伝来したのは、寛永年間(1624~1645年)に下野国(栃木県)から「三匹獅子」として伝わったようです。
春の彼岸に舞われる獅子舞を「彼岸獅子」と呼ぶようになりました。疫病が流行したときに、疫病を退散させるために寺社に獅子舞を奉納したのが、春彼岸だったと伝えられています。
獅子団の構成は、獅子3体、小僧1人、弓持1人、棒持1人、笛吹3人、小太鼓3人の計12人です。
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鶴ヶ城本丸では、3月21日10:30から、3曲が演じられました。
初めは、3体の獅子が舞います。

天寧獅子保存会のみなさんの獅子舞です。
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1曲の時間が、けっこう長く、演じるのが大変そうです。
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2曲目は、小僧とのからみがあります。
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曲も、舞も、同じパターンの繰り返しではなく、ストーリーがあるようです。
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舞う人の息が合っています。


3曲目は、弓とのかかわりがあります。
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棒や太鼓の小道具も使っています。
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150年前の戊辰戦争(会津戦争)の際、鶴ヶ城が新政府軍に包囲されて、城に戻れなくなった家老・山川大蔵が、小松地区の獅子団と一緒に、お囃子を演奏することで、敵の目をごまかし、入場したと言われています。

彼岸獅子の公演は、3月21日と、3月23日に会津若松市内の店舗や駐車場で行われるほか、喜多方市内や、猪苗代町、磐梯町などでも行われます。

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