会津に海が広がっていた1000万年前を体験できる「カイギュウランドたかさと」
福島県喜多方市高郷町の「カイギュウランドたかさと」を紹介します。

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喜多方市の西の方、高郷町(たかさとまち)に「カイギュウランドたかさと」があります。
建物は、博物館として建てられたものではなく、廃校になった小学校を9年前に博物館として整備したものです。
昇降口から入ると、大きな看板があります。
山の中の海…おもしろい表現です。
小学校の教室をそのまま使っています。
職員室?に、担当の人が2人いて、受付になっています。
見学だけだと、大人200円です。
チケットのイラストがかわいいです。
パンフレットには、展示内容や、体験できることが書いてあります。
今の会津地方は、1000万年前は、海底でした。
その時代にたい積した地層が、隆起し、浸食されて、今の高郷町の阿賀川畔で、見ることができます。
その地層から、クジラやカイギュウの化石が見つかっています。
廊下を進んでいくと、展示室が並んでいます。
最初に、校長室?に入って、説明のDVDを見ます。
15分の内容で、分かりやすいです。
4つの教室が、展示室になっています。
①地層展示室
地層形成の成り立ちや、鉱物や岩石を展示しています。
地図が多く、詳しく説明されています。
②貝化石展示室
会津が海だった時代を想像させる、貝やサメの歯の化石などを展示しています。
発掘体験で掘り出した化石も、展示しています。
③クジラ化石展示室
会津が海だった時代に泳いでいた、クジラやセイウチの化石を展示しています。
クジラの全身骨格標本は、大きくて迫力があります。
④カイギュウ化石展示室
「アイヅタカサトカイギュウ」の頭骨、肩甲骨、前腕骨などの化石を展示しています。
カイギュウは、海にいる哺乳類で、今生きているのは、ジュゴンなどです。
アイヅタカサトカイギュウは、1980年、クジラとは異なる海生哺乳類の化石が見つかりました。カイギュウの化石と分かった後、喜多方市高郷町でしか見つかっていない新種のため、アイヅタカサトカイギュウという名前がつけられました。現在では福島県の天然記念物に指定されています。
カイギュウランドたかさとでは、化石が入っている岩石を使用して、化石の発掘体験をしています。
春から始まって、冬まで予定があるそうです。
化石に興味がある人には、おすすめです。
子供と一緒に発掘体験もおもしろいと思います。
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