雅へのいざない 旧高松宮別邸(福島県迎賓館)
猪苗代町の天鏡閣と福島県迎賓館を紹介します。


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天鏡閣は、常時一般公開していますが、福島県迎賓館は、期間限定で特別公開しています。
天鏡閣と福島県迎賓館の見学説明に、紅茶スイーツセットが付きで、事前予約を受け付けています。
混んでいるかと思いましたが、猛暑のせいか、今日は、自分たちだけで、貸し切り状態でした。
見学順に、よかったところを説明します。
最初は、天鏡閣です。
天鏡閣は、明治41年に、皇族の別荘として建てられたルネッサンス風洋風建築です。
昭和54年に、国の重要文化財に指定されました。
今は、ほとんどの部屋が常時一般開放されています。
広い食堂は、優雅なたたずまいです。
建築当時の部分もあるし、再現された部分もあります。
いたるところに、手が込んだ細工がなされています。
螺鈿(らでん)があるテーブルがありました。
シャンデリアには、天使の彫刻が。
各部屋にマントルピースがあり、デザインが違っています。
2階の上の塔の部分も公開されるようになり、林の向こうに磐梯山が見えました。
建築当時は、木が低くて、猪苗代湖もよく見えたと言うことです。
風呂は、大理石造りです。
詳しい説明があったので、手がかかっている部分はどこなのかが、よく分かりました。
30分ほどで、ティータイムです。
食堂のテーブルに座り、猪苗代町のケーキ屋さんのケーキとアイスティーをいただきました。
陛下になった気分でした。
自分の車で移動して、300mほどで、福島県迎賓館に着くと、説明の担当の人が待っていてくれました。
入り口は、大きな長屋門です。
この建物は、大正11年に建てられた皇族の避暑用別邸です。
洋風建築の天鏡閣に対し、純日本風の建物です。
平成11年に国の重要文化財に指定され、今は、福島県が管理しています。
特別公開の期間が決まっていて、見学には、事前予約が必要です。
りっぱな玄関がありますが、見学者は、わきの入り口から入りました。
玄関から入ると、正面は、長い廊下になっていて、途中から一段高くなっています。
手前の客間から見学しました。
まず、欄間(らんま)にびっくりです。
床の間、欄間、壁、障子など、最高級の材料を使い、手の込んだ細工をしていることが、よく分かりました。
松の間は、位が高い人の部屋です。
欄間の細工もすごいです。
梅の間は、二番目の部屋です。
障子の作りもきれいです。
廊下は、たたみと板に分けてあります。
竹の間は、茶室です。
風呂場も、いろいろな工夫がありました。
廊下の終わりには、輪島塗の欄間がありました。
部屋から、庭が見えるようになっていて、もみじの大木がたくさんありました。
秋には、きれいに紅葉しそうです。
庭は、常時公開しています。
福島県迎賓館の見学は、1時間ほどでした。
2か所の見学は、10時からで2時間ほどでした。
料金は、980円ですが、天鏡閣の入館料が、360円、ふだん出している紅茶とスイーツが、620円なので、同じ980円になります。
つまり、説明の部分は、無料サービスということになります。
かなり細かい点まで説明していただいたので、お得感満載でした。
事前予約は、メールでできます。
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