福島盆地の展望が楽しめる 吾妻小富士

標高1700mから福島盆地の展望が楽しめる吾妻小富士と、浄土平を紹介します。
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福島市の磐梯吾妻スカイラインは、標高1600mの高原地帯を走る山岳道路です。
最高地点に近い浄土平には、広い駐車場があり、多くの観光客でにぎわっています。
今年は、冬季閉鎖が終わったとたんに、緊急事態宣言になりましたが、宣言の解除をうけ、5月18日(月)から営業を再開しています。

6月17日、梅雨の晴れ間で、天気がよくなったので、浄土平に行き、吾妻小富士に登りました。
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浄土平は、標高1575mで、レストハウスや駐車場があります。
磐梯吾妻スカイラインの道路を渡ると、吾妻小富士の上り口です。
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富士山型の吾妻小富士の火口まで、階段の登山コースになっています。
標高差100mぐらいで、距離は300mぐらいです。
ゆっくり登って10分ぐらいです。
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火口壁を登り切ると、すり鉢形の火口の底が見え、ほぼ円形の火口全体が見えます。
火口の直径は450mで、一周すると1.5kmあります。
深さは70mで、立ち入り禁止ですが、自然の山の傾斜なので、上り下りできない傾斜ではないです。
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上から見ると、浄土平の湿原の全体が見渡せます。
木道を歩いている人が見え、ワタスゲの花(綿毛)で、白くなっているのも見えます。

浄土平から登ったところよりも、奥の方(東側)が高くなっています。
くずれそうな石の道を登っていくと、福島盆地が見えてきます。
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伊達市から、福島市、二本松市あたりまで、福島盆地の展望が楽しめます。
この日は、下界との気温差のせいでしょうか、吾妻小富士よりもちょっと上に雲ができていて、雲の天井のように見えました。
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最も高いところが、標高1707mです。
火口全体が見え、その向こうに一切経山が見えます。
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浄土平から東吾妻山にかけては、新緑の林が広がっていて、きれいです。

火口壁を一周歩くと40分ぐらいかかります。
浄土平まで下りて、湿原に行きます。
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湿原を散策する人も多いです。
湿原は、初夏の花が咲いています。
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ワタスゲ
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5月に花を咲かせますが、緑色の花で、目立たないです。
6月になって、白い綿毛になっているのが、今の姿です。

イワカガミ
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5月に花芽を伸ばして、6月にピンク色の花を咲かせます。
「岩鏡」は、岩場に多く生え、葉に光沢があることから「鏡」に見立てたのが、名前の由来です。

イソツツジ
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ツツジの仲間ですが、ほかのツツジやシャクナゲより小さいです。
「エゾ(蝦夷)ツツジ」が誤って、または転訛して「イソツツジ」と伝えられたとされています。

ツマトリソウ
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白い花びらが7枚の可憐な花です。
花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため、褄取草と呼ばれています。

浄土平からは、湿原だけでなく、吾妻小富士、鎌沼など、登山コース、ハイキングコースがいろいろあります。
これから、高山植物が花を咲かせる時季です。
磐梯吾妻スカイラインをドライブして、浄土平に行ってみませんか。

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