福島県立博物館が、開館しました 企画展「ふくしまの旅」
緊急事態措置の解除にともない、5月16日、会津若松市の福島県立博物館が、開館しました。
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会津若松市の鶴ヶ城三の丸にある福島県立博物館では、福島県内全般の資料の展示、公開をしています。
冬の間を含めて、通年開館していますが、今年は、4月から新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館していました。
5月16日から開館したので、行ってみました。
春の企画展は、「ふくしまの旅ー懐かしの景色を訪ねてー」です。
企画展の観覧料は、500円ですが、年間パスポート1500円を買いました。
ウイルス対策で、消毒アルコールがあったり、シートが張ってあったり、物々しい雰囲気です。
その中で、うれしかったのは、記念切符をもらえたことです。
国鉄の硬券切符と同じようなつくりです。
よく見ると、書いてあることがおもしろいです。
企画展は、1階の広い部屋です。
江戸時代後半から昭和の時代までの旅のお供や、福島の交通、観光地の様子などが展示されています。
歩いて出発~徒歩の旅~
本物のかごは、個人所有です。
日時計付き算盤、矢立、小刀内蔵。こんな便利な物が昔からあったんですね。
速いぞ列車~鉄道の登場~
明治になって、今のJR東北本線が開通し、鉄道の時代になります。
会津まで鉄道を延ばすのに、ルート選定で、ずいぶんもめたようです。
昭和の時代の特急、急行列車のプレート。
乗ったことがあるという懐かしさです。
昔は、ホームで駅弁を売っていました。
福豆屋は、今も駅弁を作って売っています。
説明を見ると、昔の方が、駅弁の種類が多かったようです。
鉄道模型の展示もあります。
3編成の列車が、元気に動いています。
ふくしま到着~温泉・観光地の歴史~
飯坂温泉や、飯坂電車の様子が、昔のパンフレットや絵はがき、ニュース映像などで紹介されています。
観光地と言えば、会津若松。
「会津博」というイベントがあったことを初めて知りました。
昭和42年に、戊辰100年記念で行われています。
今から50年前、「白虎隊から宇宙旅行まで」おもしろいテーマです。
鶴ヶ城が再建されたのが、昭和40年なので、多くの観光客でにぎわったようです。
ニュース映像には、自衛隊の戦車に乗る子供たちも出ています。
この時代のもう一つの観光地は、常磐ハワイアンセンターです。
昭和41年開業のハワイは、たいへんなにぎわいでした。
福島のお土産
昭和の時代、全国的に流行していたのが、提灯。
そして、ペナントでした。
自分も集めていましたが、どこに行ってしまったのでしょう。
そんな中、今でも人気があるのは、白虎刀。
会津若松市内のタカハシ産業が作った木刀で、昭和60年頃が最盛期でした。
今も、修学旅行生には、人気があるおみやげです。
赤べこは、張り子なので、型があるのは、知っていましたが、木型と陶製型があったということです。
陶製型は、本郷焼です。
お土産コーナーにあった物で、おもしろいなと思ったのは、「會津五名鑑」です。
昭和12年発行で、当時の職業と5つの店名が書いてあります。
今でも続いている店もあるし、なくなった職業もあります。
時代の変遷は、おもしろいです。
展示の中心は、昭和の時代の物なので、懐かしく感じる人が多いと思います。
ちょっと昔の福島にタイムスリップしてみませんか。
2回以上行く、と言う人には、年間パスポートがお勧めです。
今のところ、イベントは未定になっていますが、そのうち、講演会や説明会の予定も出てくると思います。
近いうちに、また行ってみるつもりです。
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